年間に、乳児から9歳ごろまでの子ども約1000人近くが発症し、約5%が死亡、約25%に手足のまひや発達の遅れ、難聴、てんかんなど後遺症が残るといわれる「細菌性髄膜炎」。細菌が脳を覆う髄膜に侵入し炎症を起こす感染症です。原因の2割ほどが肺炎球菌で、その場合、7%から10%が死に至るといわれています。
この肺炎球菌の小児用ワクチン接種が、2010年2月から始まりました。脳性まひなど重い後遺症が残ったり、死亡したりすることもある怖い細菌性髄膜炎ですが、8割から9割はHibワクチンと、この肺炎球菌ワクチンの接種で防げます。
小児用肺炎球菌ワクチンは、生後2ヶ月から、4週(中27日)以上の間隔で3回、1歳を過ぎたら4回目を接種します。 副作用は、インフルエンザの予防接種と同じ程度で、通常は数日で消えてしまいます。
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