脂質異常症は、男性と女性とでは原因が異なります。
男性の脂質異常症は、カロリーの取り過ぎや内臓脂肪の蓄積により、血中にコレステロールが溢れ出した状態です。
一方、女性の脂質異常症は更年期から始まることが多く、原因は卵巣から出るべき女性ホルモンの低下にあります。
皮下脂肪の多い女性は、更年期になっても皮下脂肪から女性ホルモンが追加されるため、脂質異常症になりにくく、更年期症状も出にくいのが特徴です。
逆に、皮下脂肪の少ない痩せ形の女性は、女性ホルモンの低下が激しいので脂質異常症を起こし易く、更年期症状も強く出てきます。
このあたりも男性の脂質異常症とは、一般の方にとっては、かなりイメージが違うのではないでしょうか。
よって、男性と女性とでは原因が違うので治療方法が違ってくるのです。