子宮頸がんの原因ヒトパヒローマウイルス(HPV)には、100種類以上の型があります。HPVはおもに、子宮頸がんの発生に関与する「高リスク型」(16番・18番)と、発生への関与が少ない「低リスク型」(6型・11型)に分けられます。低リスク型は皮膚や粘膜にできるイボなどの原因となります。
現在、日本で接種できる予防ワクチンは、HPVの16型と18型の2つの型に対して効果を持つものと、HPV16型・18型に加えて尖圭コンジローマの原因となる6型・11型と4つの型に対して効果を持つものがあります。
十分な効果を得るため必ず同じ種類のワクチンを3回接種することが必要です。